事件の概要

  • 岐阜県の高山市立学校の20代の男性職員
  • 集金や支出業など会計事務を担当
  • 保護者から学校の口座に振り込まれた徴収金を各学年の口座に振り分ける業務や教職員の給食費や厚生費などを管理
  • 令和3年4月から9月にかけて 、保護者や教職員から集金した学校徴収金を複数回にわたって私的に使用
  • 私的に使用していた総額は約68万円で使途先については調査中
  • 会計の事務処理が適切にされていなことに気付いた校長が職員に確認して発覚
  • 校長らが出入金の確認を怠っていたことも明らかに
  • 教育委員会は市内のすべての学校で会計の緊急点検を行う
  • 職員は教育委員会で研修を受けている
  • 流用した全額を男性職員と両親が返済
  • 警察へ被害届を提出

コメント(課題・問題点・防止策等)

  • 会計処理の事務が明確なお金は、必ず発覚するものなので、証拠が残る
  • 生活も安定している公務員であるにもかかわらず流用してしまったのは、切羽詰まった理由があったのかも(理由は調査中)
  • 流用という報道がされているが着服
  • 懲戒処分がされるまで研修ということかな。懲戒免職になることが多い。
  • 会計担当者自身が不正をしてしまうと、なかなか厳しい。学校事務も忙しい、監査もそうそうやってられない状況もあるのかも。
  • 校長が入出金管理を怠っていたというのもあるけど、公金とは少し違う学校独自の徴収金は管理が抜けやすいので、毎月末の通帳等の監査が必要かな(もしかしてルールがあったけど守られていなかったのかもしれない)
  • 着服の多くは、イレギュラーな会計を1人が担当していたことによっておこる
  • 教訓としては、別会計のお金は毎月末に監査をするなど複数のチェック体制をルール化しておく(ルール化して習慣化させておくと面倒にならなくなる)
  • 全額弁済されたら被害届は出さないのが多いが、出してるんだね。

高山市教育委員会 報道発表資料

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報道発表
令和3年10月11日

高山市内の学校事務職員による不祥事事案について
PDFファイルをご覧ください。

高山市内の学校 事務職員 による 不祥事事案 について (PDF 102.6KB)

https://www.city.takayama.lg.jp/kurashi/1000020/1000117/1016212.html

高山市内の学校 事務職員 による 不祥事事案 について (PDF 102.6KB)

令和3年10 月 10 日
高山市教育委員会

高山市内の学校事務職員による不祥事事案 について

1. 該当者
 高山市立学校 20代男性 事務職員

2. 事案の概要
 事務職員は勤務校である高山市立の学校において、令和3年4月から9月にかけ て 、保護者や教職員から集金した学校徴収金を複数回にわたって私的に使用していたことが判明した。
 私的に使用していた総額は、約68 0,000円(10月9日時点)にのぼり、使途先については調査中である。
 これを受けて10月7 日、高山警察署へ被害届を提出したもの。

3. 高山市教育委員会 中野谷教育長のコメント
 このたびの 学校における事務職員による不祥事事案は、善悪の判断を教える学校に勤務している 者としてあってはならないことであり、決して許されない行為で誠に遺憾である。 教育委員会として 厳正に対処したい。
 教職員に信頼を寄せる児童生徒や保護者を裏切ることとなり、深くお詫びしたい。今後は二度とこのような不祥事を起こさないよう指導を徹底し、再発防止と信頼の回復に努めたい。

4. 高山市教育委員会としての今後の対応
 高山市教育委員会として、 高山警察署の捜査に協力し対応に万全を期す。
 臨時校長研修 会を開催し、児童生徒及び保護者、地域住民の信頼を損なう事案が二度と起きないよう各学校で研修会を行い、改めて教職員一人一人の服務規律の徹底 によ り 再発防止 を図る。

https://www.city.takayama.lg.jp/res/projects/default_project/_page/001/016/212/031010.pdf

ニュース記事の紹介

※下記に紹介している記事や動画は時間の経過とともに削除される場合がありますのでご了承ください。また、新しいニュースがあれば追加します。

【CBCニュース】教材費や給食費など約68万円を私的に流用 20代男性事務職員が勤務先の学校で 全額返金 教委は被害届 (21/10/10 18:20)2021/10/10

教材費や給食費など約68万円を私的に流用 20代男性事務職員が勤務先の学校で 全額返金 教委は被害届

2021/10/10(日)
 岐阜県高山市立の学校に勤務していた20代の男性職員が、保護者らから集めた給食費などおよそ68万円を私的に使っていたことがわかりました。

 高山市教育委員会によりますと、20代の事務職員の男性は、集金や支出業務を担当していた勤務先の学校で、保護者や教職員から集めた教材費や給食費などを私的に使っていたということです。

 金額は、ことし4月から9月にかけて、あわせておよそ68万円にのぼるということです。

 別の事務職員が帳簿を確認して発覚し、教育委員会は10月7日に、高山警察署に被害届を提出しました。

 男性は私的流用を認めた上で、全額を返金したということです。

https://hicbc.com/news/article/?id=2021101008

【メーテレニュース】学校職員が「徴収金」を私的に使用 保護者から集めた給食費・教材費など約68万円 岐阜・高山市 (21/10/10 16:29)2021/10/10

学校職員が「徴収金」を私的に使用 保護者から集めた給食費・教材費など約68万円 岐阜・高山市
2021年10月10日 16:29

 岐阜県高山市内の学校の男性職員が、保護者などから集めた金、約68万円を私的に使用したことが分かりました。

 高山市によりますと高山市立の学校の20代の男性職員が、2021年4月から9月にかけて複数回にわたってあわせて、約68万円を私的に使用したということです。

 私的に使用した金は「学校徴収金」と言われ、保護者から集めた給食費や教材費などが含まれます。

 男性職員は学校の会計事務の担当者で、10月7日、学校側の調査で私的な使用が判明しました。

 男性職員は私的な使用を認め全額をすでに返したということです。

 高山市教育委員会は警察へ被害届を提出し、受理されたということです。

https://www.nagoyatv.com/news/?id=009294

【東海テレビ】保護者から徴収した教材費等…市立学校の20代男性職員が約68万円を“私的流用” 本人と両親が全額返済 2021年10月10日

※リンク先にニュース動画あり


保護者から徴収した教材費等…市立学校の20代男性職員が約68万円を“私的流用” 本人と両親が全額返済

10月10日

 岐阜県高山市の市立学校に勤めている20代の男性職員が、保護者から集めた教材費など、およそ68万円を私的流用していたことが分かりました。

 高山市教育委員会によりますと、市立学校で会計事務を担当する20代の男性職員は、今年4月から9月にかけて保護者から徴収した教材費や、教職員の給食費など約68万円を私的に流用していたということです。

 10月1日、校長が不正に気付き男性職員に確認したところ、私的流用を認めたということです。

 また、すでに流用した全額は男性職員と両親が返済したということです。

 学校は警察に被害届を出していて、市教委は「服務規律を徹底し、再発防止を図りたい」としています。

https://www.tokai-tv.com/tokainews/article_20211010_12491

【中京テレビ】学校職員が徴収金約68万円を私的流用 岐阜・高山市 2021/10/11

※リンク先にニュース動画あり

学校職員が徴収金約68万円を私的流用 岐阜・高山市
報道局・岐阜支局
岐阜 2021/10/11 6:00

岐阜県高山市の公立学校で、会計を担当する職員が教材を購入する「学校徴収金」など約68万円を私的に流用していたことが分かりました。

高山市教育委員会によりますと、高山市立の学校に勤務していた20代の会計担当の男性職員は、今年4月から先月にかけて子どもたちの教材などを購入するため保護者から集められた「学校徴収金」や教職員の給食費などあわせて約68万円を私的に流用したということです。

今月1日になって校長が職員の不正に気づき発覚しました。

教育委員会は、警察に被害届を提出していて、詳しい手口などの捜査が行われているということです。

また、校長らが出入金の確認を怠っていたことも明らかになっていて、教育委員会は市内のすべての学校で会計の緊急点検を行う予定です。

https://www.ctv.co.jp/news/articles/a7wtq2ibj6muk2uh.html

【岐阜新聞Web】学校の20代事務職員が使い込み、保護者らから集金した68万円 岐阜・高山市 2021年10月10日

学校の20代事務職員が使い込み、保護者らから集金した68万円 岐阜・高山市
2021年10月10日

 岐阜県高山市教育委員会は10日、市立学校に勤務する20代の男性事務職員が、保護者らから集金した学校徴収金約68万円を私的に使用していたと発表した。学校名、職員の氏名は公表していない。学校は高山署に被害届を提出し、署が使途などを調べている。

 市教委によると、職員は学校の会計事務を担当。保護者から学校の口座に振り込まれた徴収金を各学年の口座に振り分ける業務や、教職員の給食費や厚生費などの管理を担当していた。今年4~9月の間に、それらの金の中から私的に使用していたという。

 10月1日、会計の事務処理が適切にされていなことに気付いた校長が職員に確認したところ、使用を認めた。学校は7日、高山署に被害届を出した。

 発覚を受けて、職員は2日から、市教委で研修を受けている。「大切なお金を私的に使用してしまい、申し訳ない。子どもの手本となるべき大人として恥ずべき行為をした」と話しているという。全額を、職員と職員の両親が返した。

 中野谷康司教育長は記者会見を開き、「教職員に信頼を寄せる子どもたちや保護者、地域の皆さまの期待を裏切ることになり、深くおわび申し上げる」と謝罪。「学校の監督に問題があったことも事実」とし、「指導を徹底し、再発防止と信頼回復に努める」と述べた。