事件の概要

  • 商工会議所の青年部で会計などを担当していた31歳の元職員の男性
  • 2022年までの5年間にわたって、青年部名義の口座から不正に現金を引き出すなどしてあわせて206万円あまりを横領
  • 元職員が先月に辞職したあと発覚し、商工会議所の聞き取りに対し横領した金は個人的な飲食などに使ったと話している
  • 青年部の会計を元職員1人に任せきりにしていたことや、年度ごとの会計監査の際、収支報告書と口座の残高の照会を怠っていたことが原因
  • 全額弁償する意向を示しているとして、刑事告訴は行わない
  • 妻が給料をすべて管理。毎月の小遣いが1万円。後で返すつもりで(最初に)2万円に手をつけた。発覚しないので、どんどんどんどん…と、とのこと。
  • 今後は預金通帳と履歴のチェックを行うとともに、会費などの現金での受け渡しを廃止するとのこと

コメント(課題・問題点・防止策等)

  • 5年間も発覚しなかったのは組織内でのチェック機能が働いていなかったということです。
  • 「年度ごとの会計監査の際、収支報告書と口座の残高の照会を怠っていたことが原因」とのことで未然に対策できたはずです。
  • 本業の会計とは少し違う青年部の会計という1人で任せがちな会計口座でよくありがちな横領です。
  • 小遣いが1万円というのには同情しますね。給料をきちんともらってたとしても本人に渡る小遣いが少なければ横領に走ってしまう可能性があるということです

ニュース記事の紹介

※下記に紹介している記事や動画は時間の経過とともに削除される場合がありますのでご了承ください。また、新しいニュースがあれば追加します。

【伊那谷ねっと】伊那商工会議所元職員 約200万円横領 2023年4月20日

伊那商工会議所元職員 約200万円横領

伊那商工会議所の元職員が、5年間にわたり青年部の預金を払い戻すなどして、およそ200万円を横領していたことがわかりました。
20日は伊那商工会議所の唐木和からきかず世よ会頭らが記者会見を開き、謝罪しました。
31歳の元職員は、伊那商工会議所青年部の会計・経理を担当していて、今年3月に自己都合で退職しました。
退職後の4月1日、引継ぎも含めた会計監査が行われましたが、金額に差異があったため追及したところ、2018年から5年間にわたり青年部の預金を払い戻し着服したほか、会員から集めた金を着服していたことが判明しました。
元職員は、4月13日に180万円を弁償しましたが、新たに26万円の被害が発覚し、被害総額は206万円となりました。
横領した金は、遊興費に使ったということです。
会議所では、弁償を行えば刑事告訴はしないとし、元職員は来週中に残りを弁償する見込みだということです。
会議所では、毎月収支報告書を確認していますが、その際に通帳との照合を怠っていたことが原因だとし、今後は預金通帳と履歴のチェックを行うとともに、会費などの現金での受け渡しを廃止するとしています。

https://ina-dani.net/topics/detail/?id=62275

【FNN】【理由は小遣い1万円】「後で返すつもりが発覚しないので」商工会議所元職員(31)約200万円着服 トップが謝罪 長野・伊那 2023年4月24日

【理由は小遣い1万円】「後で返すつもりが発覚しないので」商工会議所元職員(31)約200万円着服 トップが謝罪 長野・伊那 
イット!
2023年4月24日 月曜 午後1:10

長野県の伊那商工会議所の元職員の男性が、商工会議所の預金など約200万円を着服し、商工会議所のトップが謝罪する事態となった。
この記事の画像(13枚)

この不祥事の原因は、毎月の小遣いだった。

伊那商工会議所・唐木和世会頭:
誠に申し訳ありませんでした。

会見で深々と頭を下げたのは、長野県伊那市の商工会議所のトップだ。

明らかにされたのは、伊那商工会議所の元職員の男性(31)による着服だ。

元職員の男性は2018年から5年にわたり、商工会議所の預金など現金200万円あまりを使い込んでいたという。

男性は商工会議所で会計などを担当し、金庫や銀行の印鑑などを1人で管理していた。
毎月の小遣いが1万円で…

なぜ金が必要だったのだろうか。男性は商工会議所の調査に対し、着服した理由についてこう話している。

元職員の男性:
妻が給料をすべて管理していて、毎月の小遣いが1万円だった。

1万円の小遣いから洋服などを買うと、残りはわずか。

個人的な飲食代などは払えない。そこで…。

担当する弁護士:
後で返すつもりで(最初に)2万円に手をつけた。発覚しないので、どんどんどんどん…ということです。

男性は、先月“自己都合”で退職した。

着服した金は、家族が全額返す予定だということだ。

(「イット!」 4月21日放送より)

https://www.fnn.jp/articles/-/517842(リンク切れ)

【NHK信州 NEWS WEB】長野 伊那商工会議所「会計担当の元職員が200万円余横領」04月20日

信州 NEWS WEB

長野 伊那商工会議所「会計担当の元職員が200万円余横領」

04月20日 17時14分

伊那市の伊那商工会議所で会計担当だった元職員が5年間にわたってあわせて200万円あまりを横領していたことが明らかになりました。
商工会議所は、元職員が全額弁償する意向を示しているとして、刑事告訴は行わないとしています。

これは、20日伊那商工会議所が会見を開いて明らかにしました。
それによりますと、商工会議所の青年部で会計などを担当していた31歳の元職員の男性は、去年までの5年間にわたって、青年部名義の口座から不正に現金を引き出すなどしてあわせて206万円あまりを横領していたということです。
この問題は元職員が先月に辞職したあと発覚し、商工会議所の聞き取りに対し横領した金は個人的な飲食などに使ったと話しているということです。
商工会議所は元職員が全額弁償する意向を示していることから刑事告訴は行わないとしています。
商工会議所は今回の横領について、青年部の会計を元職員1人に任せきりにしていたことや、年度ごとの会計監査の際、収支報告書と口座の残高の照会を怠っていたことが原因だとしています。
会見で伊那商工会議所の唐木和世会頭は「世間にご迷惑をおかけし、会議所の信用と信頼を裏切り申し訳ありません。再発防止に努めてまいります」と陳謝しました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20230420/1010026301.html(リンク切れ)

【SBC信越放送】預金を無断で払い戻し遊興費に…商工会議所30代職員が約200万円横領・退職後の監査で発覚 長野・伊那市

預金を無断で払い戻し遊興費に…商工会議所30代職員が約200万円横領・退職後の監査で発覚 長野・伊那市
国内
2023年4月20日(木) 19:00
伊那商工会議所の元職員の男性が預金口座から無断で現金を払い戻すなどして、あわせて200万円余りを横領していたことがわかりました。

伊那商工会議所は20日午後に会見を開き、青年部の預金管理を担当していた31歳の元職員の男性が、現金あわせて206万1600円を横領をしていたと発表しました。

商工会議所によりますと、男性は2018年から5年間にわたって、集金した会費やイベントの残金などを預金口座から無断で払い戻すなどしていたということです。

3月末に男性が退職したあと監査を行ったところ発覚し、男性は横領を認め、飲食などの遊興費に使ったと説明しているということです。

■伊那商工会議所 唐木和世(からき・かずよ)会頭「本件の発生原因は職員を信頼していたことによる金銭管理のずさんさであり、実にお粗末に対応していたということで一言の弁明もできません」

商工会議所は、男性が全額を返済する見込みとして、刑事告訴はしない方針で、今後、印鑑の管理を厳重にするなど再発防止策を図るとしています。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/sbc/445411?display=1(リンク切れ)