事件の概要
- 三重県の大紀町商工会の41歳の男性経営支援員
- 一括購入している町指定ゴミ袋の支払い代金など約390万円を着服
- 6月から11月まで23回にわたって不正経理を繰り返し、ゴミ袋の仕入れ先に支払う代金と、取扱店から受け取った代金計388万9743円を着服
- 仕入れ先から代金が未払いになっていると電話があり、発覚
- ローンの返済に充てたという
- 平成28年4月から町指定ゴミ袋の会計を担当
- 銀行印を施錠していない金庫に保管しており、保管体制が万全ではなかった
- 懲戒免職処分、全額弁済されたため刑事告発しない方針
コメント(課題・問題点・防止策等)
- 遅かれ早かれ、仕入れ代金を支払う必要があるので、ばれるのは確実なはずだけど、それが見えなくなってしまう
- 通帳の記帳を見ればすぐにわかる不正
- 別の会計管理になるり、1人で担当するなど、監視が緩みがちになる
- 年度内の不正なので、なかなか監査まではいきにくいが、やはり組織の監視体制にも問題がある
ニュース記事の紹介
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【伊勢新聞】大紀町商工会の390万円着服 元経営支援の男性免職 三重 2021/12/29
大紀町商工会の390万円着服 元経営支援の男性免職 三重
2020-12-29 社会【度会郡】三重県の県商工会連合会は28日、大紀町商工会が一括購入している町指定ゴミ袋の支払い代金など約390万円を着服したとして、同商工会の元経営支援員の男性(41)を17日付で懲戒免職処分にしたと発表した。商工会は全額弁済されたため、男性を刑事告発しない方針。
連合会によると、男性は6―11月まで23回にわたって不正経理を繰り返し、ゴミ袋の仕入れ先に支払う代金と、取扱店から受け取った代金計388万9743円を着服した。
11月30日に仕入れ先から代金が未払いになっていると電話があり、発覚。今月1日に男性に確認したところ、着服を認めた。ローンの返済に充てたという。7日に全額弁済した。
男性は平成28年4月から町指定ゴミ袋の会計を担当。商工会は代金の入出金に必要な銀行印を施錠していない金庫に保管しており、保管体制が万全ではなかった。連合会は「6月からゴミ袋の仕入れ業者が変わり、不正がしやすくなった」とみている。
https://www.isenp.co.jp/2020/12/29/54420/(リンク切れ)