事件の概要

  • 銀行から融資の書類が偽造されているのではという連絡があり発覚。
  • 女性事務員が8年前の2013年に雇用されたときからから経理を1人で担当しており、8年前から着服していた模様。
  • 使途不明金は1億円あまり。
  • 女性事務員の個人通帳での入出金により約2500万円は確認できたが、そのほかは不明。
  • そもそも、協会では公園の指定管理を受けており、3ヶ月ごとに支払われるが、つなぎ融資的に毎月みなと銀行から融資を受けていた。
  • 1億円の借入金の返済は難しいとして法人を解散する見通しだが、指定管理を受けている公園管理業務の受け皿を国と協議する方針
  • なお、兵庫県造園建設業協会のホームページは「Maintenance mode こちらのサイトは終了いたしました」と表示されている。
    http://hyogokenzouen.com
  • 【その後のニュース】11/24に業務上横領容疑で逮捕
  • 【その後のニュース】12/14に業務上横領容疑で逮捕
  • 【その後のニュース】2/9に神戸地裁で初公判

コメント(課題・問題点・防止策等)

  • 1人で経理を担当している場合に起こる典型的なパターン
  • 税理士がきちんとチェックしていたのか?
  • また、会計報告で理事が承認しているので、理事側の責任も大きい
  • 8年間で1億円の金額なので毎回5%ぐらいを水増ししていたのか、一度にしたのかはどうだろうか?
  • 銀行からの指摘とあるが、銀行側も長年の付き合いだとして油断して偽造を見破れなかったのなら責任はあるのではないか
  • 個人の責任はもちろん大きいが、組織の責任も同じぐらいに大きい
  • 特に、借入金は必ず情報共有すべき科目
  • どうしても経理を1人に任せるなら、信用しているという話とは別に、不正や間違いがおこらないように確認するシステムが必要
  • 【その後のニュース】11/24に横領容疑で逮捕されたけど、全額返済している場合は、刑事告訴を見送ることが多いが、悪質であったこととと、横領した9500万円のうち3000万円の返済にとどまっているため刑事告訴になったのではないかと思います。
目次

ニュース記事の紹介

※下記に紹介している記事や動画は時間の経過とともに削除される場合がありますのでご了承ください。また、新しいニュースがあれば追加します。

【神戸新聞】国営明石海峡公園の管理方法を協議 巨額流用で兵造協が解散検討、受け皿探しへ 2021/8/26

2021/8/26 21:47神戸新聞NEXT

国営明石海峡公園の管理方法を協議 巨額流用で兵造協が解散検討、受け皿探しへ

 兵庫県造園建設業協会(兵造協、神戸市兵庫区)の女性職員が協会名義の文書を偽造して銀行から受けた融資を着服した疑いがある問題で、県の外郭団体「兵庫県園芸・公園協会」(兵庫県明石市)は26日、兵造協が解散を検討していることを受け、共同で担う国営明石海峡公園の淡路地区(兵庫県淡路市)の管理業務に影響が出ないよう国と協議を始める方針を示した。

 問題を巡っては、使途不明金が約1億円に上っており、兵造協は事務員からの返済が少なければ融資を返せず、解散する見通し。

 県園芸・公園協会によると、兵造協に代わって地元業者への再委託や肩代わりが可能かどうかを国と交渉する準備を始めた。幹部は「作業員は今のまま維持し、管理費の受け皿となる企業をできるだけ早く探したい」としている。

 明石海峡公園は約40ヘクタールの敷地に大規模な花壇や池などが配置され、年間50万人が訪れる。両協会は2010年度から国の指定管理者として共同事業体(JV)を運営しており、うち兵造協は花の植え替えや木々の枝切りなど植物の管理全般を担当。地元の会員企業が人員を出し、年間延べ4100人が作業に当たる。

 関係者によると、21年度に兵造協に入る管理費は約1億6千万円になる見込み。3カ月ごとに支払われるため、みなと銀行からの融資で資金繰りをしてきた。

 兵造協の橋本渉会長は26日、事務所前で報道陣の取材に応じ、「女性職員が1人で(協会への)入出金を管理していた」と明かした。(高見雄樹、井上太郎)

【サンテレビ】兵庫県造園建設業協会 女性事務員が1億円着服か 2021/08/26

2021年08月26日(木曜日) 16:34
兵庫県造園建設業協会 女性事務員が1億円着服か

兵庫県造園建設業協会に勤務する女性事務員が協会の文書を偽造して銀行から融資を受け、金を着服していた疑いがあることが分かりました。協会は融資を返済できないとして解散する見通しです。

兵庫県造園建設業協会の関係者によりますと7月下旬、融資を受けている銀行から申請書類が偽造されていると連絡があり確認したところ、女性事務員が協会名で不正な融資を受け、着服していたことを認めたということです。

協会はおよそ30社が加盟する一般社団法人で、国の指定管理者として国営明石海峡公園の管理などにあたっています。

不正な資金の引き出しは事務員が協会に雇用された直後の2013年から始まっていたとされ、着服した額は合わせて1億円を超えるとみられます。

協会は融資を受けた金額を返済できないとして近く解散する見通しで、女性事務員を横領などの容疑で刑事告訴する方針です。

https://sun-tv.co.jp/suntvnews/news/2021/08/26/42019/

【サンテレビ】兵庫県造園建設業協会の使途不明金 協会が事務員を刑事告訴の方針 2021/08/27

2021年08月27日(金曜日) 18:20 事件・事故
兵庫県造園建設業協会の使途不明金 協会が事務員を刑事告訴の方針

兵庫県造園建設業協会の女性事務員が銀行から不正に融資を受け着服していた疑いがある問題で、協会の会長は女性事務員に全額返済を求めると共に刑事告訴する考えを示しました。

兵庫県庁で開かれた会見には、兵庫県造園建設業協会の橋本渉会長と代理人弁護士が出席しました。

協会などによりますと8月2日、融資を受けている銀行から申請書類が改ざんされていると連絡あり確認したところ、経理を担当する女性事務員が協会名で不正な融資を受け着服していたことを認めたということです。

着服は2013年ごろから始まっていたと見られ、銀行からの借入金およそ1億円の内、少なくとも2500万円が使途不明となっていて協会は横領の可能性が高いと見て刑事告訴する方針です。

問題を受け、協会とともに明石海峡公園の管理を担う兵庫県園芸・公園協会は、管理を他の業者に委託することも視野に国と協議するとしています。

https://sun-tv.co.jp/suntvnews/news/2021/08/27/42100/

【神戸新聞】使途不明金1億円、女性事務員が横領か 文書偽造し銀行から融資 兵庫県造園建設業協会 2021/8/26

2021/8/26 06:00神戸新聞NEXT

使途不明金1億円、女性事務員が横領か 文書偽造し銀行から融資 兵庫県造園建設業協会

 兵庫県造園建設業協会(神戸市兵庫区)に勤務する女性事務員が、協会名義の文書を偽造して銀行から融資を引き出し、着服していた疑いがあることが25日、関係者への取材で分かった。使途不明金の総額は約1億円に上るとみられ、協会は近く横領などの容疑で県警に告訴する。協会は融資を返済できないとして解散手続きに入る見通し。

 同協会は約30社が加盟する一般社団法人。国の指定管理者として、国営明石海峡公園の淡路地区(淡路市)を県の外郭団体「兵庫県園芸・公園協会」(明石市)と共同で管理している。受託期間中の解散は異例で、業務継続に影響が出かねない。

 造園建設業協会の関係者によると、協会は公園管理などの委託費が振り込まれるまでの間、みなと銀行からの融資で資金繰りをしてきた。

 7月下旬、同行から融資関連の申請書が偽造されていると連絡があり、返済期限が同月末になる分の支払いを求められた。事実関係を確認すると、事務員が協会名で不正な融資を受け、その金を横領していたと8月上旬に認めたという。

 協会の橋本渉会長が会員宛てに経緯を説明した文書によると、不正な資金の引き出しは事務員が協会に雇用された直後の2013年から始まっていた。協会の代理人弁護士によると、横領額は概算で1億円を超えるとみられ、事務員やその家族は全額返済の意思を示していないという。

 協会は会員からの会費収入を元に運営しており、1億円の融資を返済することは現在の財政規模では不可能と判断。銀行から文書偽造で告発されれば会員企業に影響が及ぶ▽県園芸・公園協会に迷惑がかかる-などを理由に、近く臨時総会を開いて解散を決める。ただ、会員の一部には解散に反対する声もあるという。

 みなと銀行広報室は「個別の取引内容には応えられない」とする。

 橋本会長は会員への文書で「長年、県と造園業界のパイプ役として活動してきたが、このような理由での解散は残念で、強い憤りがある」とした。取材に対しては「まだ分からない部分があり、横領の全体像は見えていない。詳細は弁護士と相談して対応する」と話した。

【一般社団法人兵庫県造園建設業協会】 公共工事の入札に参加するなど県と関わりのある造園業者が中心となり、1995年4月に設立。県内の約30社が加盟し、造園緑化技術の研修や花と緑の普及啓発活動などに取り組む。2010年から「淡路夢舞台」に隣接する国営明石海峡公園淡路地区で、植物の枝切りや水やりなどの管理業務を担う。

https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202108/0014623120.shtml

【カンテレ】使途不明金1億円、女性事務員が横領か 文書偽造し銀行から融資 兵庫県造園建設業協会 2021/8/26

兵庫県造園建設業協会の事務員 銀行から不正に融資を受け着服の疑い 使途不明金は1億円にも08月26日 16:31

兵庫県の造園業者でつくる一般社団法人の事務員が、偽造した文書によって銀行から多額の融資を受け、その金を着服していた疑いがあることが分かりました。

一般社団法人 兵庫県造園建設業協会などによりますと、今年7月下旬、融資を受けていた銀行から「融資関連の申請書が偽造されている」と連絡がありました。

協会が事実関係を確認したところ、女性の事務員が協会の名前で不正に融資を受け、その金を着服していたと認めました。

使い道の分からない金は約1億円に上るということです。

【兵庫県造園建設業協会橋本渉会長】
「会員さんに迷惑をかけたし、それ以外の人にも迷惑をかけている。大変申し訳なく思っています。(女性には)そりゃ返済してほしいです」

融資の不正な引き出しは、少なくとも2013年から続いていて、協会は今後、女性を刑事告訴するとしています。

https://www.ktv.jp/news/articles/c818502f_0fe1_4e9a_8410_27fc3874cdb1.html

【読売テレビ】約1億円の使途不明金 女性事務員が着服か 2021/8/26

2021.08.26 17:51
約1億円の使途不明金 女性事務員が着服か

 兵庫県内の造園業者などでつくる一般社団法人で勤務する女性が、文書を偽造して銀行からの融資を引き出し、着服した疑いがあることがわかった。使途不明金は約1億円にのぼるという。

 兵庫県造園建設業協会の代理人弁護士などによると、今年7月、協会が融資を受けている銀行から「融資関連の申請書が偽造されている」と連絡があった。協会が調べたところ、女性の事務員が協会の名義で不正な融資を受け、着服したことを認めたという。

 不正は、女性が雇用された直後の2013年からあり、使途不明金は約1億円にのぼるという。

 協会は、すべてを女性が着服したかどうかなどを引き続き調査していて、近く刑事告訴する考え。

【ABC】兵庫県造園建設業協会の女性事務職員が約1億円着服か 近く刑事告訴へ 2021/8/27

兵庫県造園建設業協会の女性事務職員が約1億円着服か 近く刑事告訴へ

08/27 20:16

兵庫県の造園業者で作る「兵庫県造園建設業協会」に勤務していた女性事務員が銀行の融資を引き出し、約1億円を着服していた疑いがあることが分かりました。

一般社団法人兵庫県造園建設業協会によりますと、先月29日、協会が融資を受けている銀行から「返済延長の文書が偽造されている」と連絡がありました。

協会が事実確認を行ったところ、約1億円の使途不明金が見つかり、経理を担当していた40代の女性事務員が横領を認めました。

協会が調査したところ、使途不明金約1億円のうち、女性事務員の通帳に約2500万円が入金されていたことが判明。

少なくとも2013年から横領が行われていたということです。

この協会では女性事務員が1人で経理を担っていて、融資の申請書類などは誰も確認しておらず、税理士も気づいていなかったといいます。

協会は11日付けで女性事務員に懲戒解雇を言い渡していて、近く警察に刑事告訴する方針です。

https://www.asahi.co.jp/webnews/pages/abc_11941.html

【神戸新聞】巨額横領で破産も視野に 兵庫県造園建設業協会 2021/8/27

2021/10/29
9500万円着服か、元職員の40代女性を刑事告訴 兵庫県造園建設業協会

 兵庫県造園建設業協会(神戸市兵庫区)元職員の40代女性が、銀行から同協会に融資された金を着服した疑いがある問題で、同協会は29日、業務上横領容疑で、この女性を兵庫署に刑事告訴した。兵庫署は同日付で告訴状を受理。着服したとされる融資金は約9500万円に上るという。

 同協会によると、女性は2013年に事務局職員として正規雇用された。15年4月~21年8月、みなと銀行(同市)から協会が借り入れた融資金を口座から引き出したり送金したりし、計243回、9536万円を着服したとしている。ただ確認できていない不明金を合わせると、総額は1億円を超えるという。

 同協会は約30社が加盟する一般社団法人で、国の指定管理者として、県の外郭団体と共同で国営明石海峡公園の淡路地区(淡路市)の維持管理を担ってきた。その必要経費を賄うために銀行から定期的に借り入れ、国から支払われる管理費で返済していたという。

 女性は借り入れの申請や会計書類の作成を1人で担当。同協会の聞き取りに「服の購入などに使った」などと話し、今月26日時点で協会へ3千万円を返還したという。

https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202110/0014802113.shtml

【NHK関西 NEWS WEB】兵庫県造園建設業協会 経理担当元事務員 着服の疑いで逮捕 11月24日

関西 NEWS WEB
兵庫県造園建設業協会 経理担当元事務員 着服の疑いで逮捕
11月24日 18時11分

兵庫県内の造園業者でつくる団体で経理を担当していた元事務員が、およそ560万円を着服した疑いで警察に逮捕されました。
団体では、使いみちが分からない不明金がおよそ1億円に上り、先月、元事務員を刑事告訴していました。

逮捕されたのは、県内29の造園業者でつくる県造園建設業協会で経理業務を担当していた元事務員、平野央恵容疑者(42)です。
警察によりますと、ことし3月から7月にかけて協会の銀行口座から引き出した561万円を自分の銀行口座に入金して着服したとして、業務上横領の疑いが持たれています。
警察の調べに対して、「間違いありません」と容疑を認めているということです。
警察によりますと、元事務員は8年前から1人で経理を担当していて、協会の銀行口座で銀行から融資を受けたあと金を着服し、クレジットカードの使用履歴などから、美容品や服などの購入に充てていたとみられるということです。
協会は、使途不明金があることをことし8月に明らかにし、元事務員が8月までの6年余りの間に、およそ9500万円を着服した疑いがあるとして刑事告訴していました。
警察によりますと、元事務員は協会におよそ3000万円を返しているということです。

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20211124/2000054242.html

【サンテレビニュース】兵庫県造園建設業協会の事務員を横領容疑で逮捕 2021年11月24日

2021年11月24日(水曜日) 17:53 事件・事故

兵庫県造園建設業協会の事務員を横領容疑で逮捕

兵庫県造園建設業協会で銀行からの融資金が着服されていたとされる問題で、兵庫県警は11月24日、協会に勤めていた事務員の女を逮捕しました。

業務上横領の疑いで逮捕されたのは、大阪府守口市の無職の女(42)です。

警察によりますと兵庫県造園建設業協会で経理業務を担当していた女は、ことしの3月から7月にかけて協会の預金口座から13回にわたり、合わせて561万円を不正に引き出し、横領した疑いが持たれています。

女は「服や化粧品などに使った」と容疑を認めているということです。

銀行からの借入金のうちおよそ1億円の使途が不明になっているということで、警察は女が他にも横領した疑いがあるとみて捜査しています。

https://sun-tv.co.jp/suntvnews/news/2021/11/24/45700/

【神戸新聞】資金の561万円着服した疑い 県造園建設業協会の元職員逮捕 銀行から書類偽造の指摘で発覚 2021/11/24

2021/11/24 19:37神戸新聞NEXT

資金の561万円着服した疑い 県造園建設業協会の元職員逮捕 銀行から書類偽造の指摘で発覚

 兵庫県造園建設業協会(神戸市兵庫区)の資金を着服したとして、県警捜査2課と兵庫署は24日、業務上横領の疑いで、同協会元職員の女(42)=大阪府守口市=を逮捕した。

 逮捕容疑は同協会に勤務していた3月24日から7月20日にかけ、協会の預金口座から13回現金を引き出し、計561万円を着服した疑い。調べに対し容疑を認めているという。

 同協会には県内の造園業者29社が加盟。国の指定管理者として、県の外郭団体と共同で国営明石海峡公園の淡路地区(淡路市)の維持管理を担い、必要経費を補うため銀行から定期的に借り入れをしていた。

 7月下旬、銀行から「返済を遅らせるための書類が偽造されている」と指摘があり発覚。女は同協会の調査に対し横領を認めたことから、同協会が兵庫署に刑事告訴していた。

 同署などによると、女は2013年に正規雇用され、経理業務を担当。借り入れの申請や会計書類の作成などを1人で担っていた。金は私的な買い物に利用したとみられる。

 同協会によると、着服したとされる金は約9500万円に上り、女は10月末までに3千万円を返したという。

https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202111/0014866066.shtml

【神戸新聞】県造園建設業協会の元職員、資金横領で再逮捕 9500万円着服か 2021/12/14

2021/12/14 19:08神戸新聞NEXT

県造園建設業協会の元職員、資金横領で再逮捕 9500万円着服か

 兵庫県造園建設業協会(神戸市兵庫区)の資金を着服したとして、県警捜査2課と兵庫署は14日、業務上横領の疑いで、同協会元職員の女(42)=大阪府守口市、業務上横領罪で起訴済み=を再逮捕した。

 再逮捕容疑は、同協会の事務員として経理業務を担っていた5月19日、ネットバンキングで協会の預金口座から自分の預金口座に1千万円を振り込み入金し、着服した疑い。同署の調べに容疑を認め、住宅ローンの支払いに使ったと話しているという。

 同協会によると、女が着服したとされる金は約9500万円に上るという。女は3~7月、同協会の口座から13回にわたって計561万円を引き出し着服したとして、神戸地検が14日起訴した。

https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202112/0014915443.shtml

【サンテレビ】兵庫県造園業協会横領事件 被告の女が起訴内容認める 2022年02月09日

2022年02月09日(水曜日) 15:09 事件・事故
兵庫県造園業協会横領事件 被告の女が起訴内容認める

兵庫県造園建設業協会の融資金およそ1500万円を着服したとして業務上横領の罪に問われている元経理担当の女の初公判が2月9日に神戸地裁で開かれ、女は起訴内容を認めました。

兵庫県造園建設業協会の元職員で経理担当だった女(42)は、去年3月から7月にかけ、協会の預金口座から銀行の融資金およそ1500万円を着服したとして業務上横領の罪に問われています。

神戸地裁で開かれた初公判で女は「間違いありません」と、起訴内容を認めました。

冒頭陳述で検察側は「被告は1人で預金口座を管理し、クレジットカードの支払いのために不正に引き出した」などと指摘しました。一方、弁護側は、起訴内容に争いはないとしたものの、横領額が変更となる可能性があるとして意見を留保しました。

事件をめぐっては県造園建設業協会が去年10月、女がおよそ1億円を着服した疑いがあるとして告訴していました。

https://sun-tv.co.jp/suntvnews/news/2022/02/09/48711/

【NHK兵庫 NEWS WEB】元事務員1561万円着服の起訴内容認める 神戸地裁で初公判 02月09日

兵庫 NEWS WEB

元事務員1561万円着服の起訴内容認める 神戸地裁で初公判

02月09日 17時52分

去年、県内の造園業者でつくる団体でおよそ1560万円を着服した罪に問われている元事務員の裁判が始まり、元事務員は起訴された内容を認めました。

県内29の造園業者でつくる県造園建設業協会で経理を担当していた元事務員の平野央恵被告(42)は、去年3月から7月にかけて協会の銀行口座から1561万円を引き出し、自分の銀行口座に入金して着服したとして業務上横領の罪に問われています。
9日、神戸地方裁判所で開かれた初公判で平野元事務員は起訴された内容を認めました。
このあと検察は冒頭陳述で「自分の買い物などで使ったクレジットカードの代金を支払うために着服した。協会は銀行との間で7000万円を限度に融資を受けられる契約を結んでいたが、被告が銀行に対し繰り返し返済の延長を求める書面を提出していた」などと指摘しました。
その上で、ほかの着服分についても追起訴する方針を明らかにしました。
平野元事務員は去年8月までの6年余りで協会から9500万円あまりを着服した疑いがあるとして告訴されていて、協会によりますとおよそ3000万円を返済したということです。