事件の概要

  • 鹿児島県西之表市熊毛地区消防組合の28歳の男性副士長が会計を担当していた別の団体である「種子島地区危険物安全協会」の口座から59万円を引き出し横領
  • 「種子島地区危険物安全協会」の会計を1人で担当
  • 2020年8月から2021年6月にかけて現金を引き出し横領したが、6月に会計の引き継ぎを受けた別の職員が収支が合わないことに気づき発覚
  • 借金の返済やギャンブルなどに使っていたとのこと
  • 副士長は懲戒免職
  • 副士長は全額返済し、消防組合は刑事告訴はしないとのこと
  • 協会の監査を年1回から、今後は月1回にするとのこと

コメント(課題・問題点・防止策等)

  • 会計を1人で担当したときの横領です。このような横領事件で非常に多いです。
  • 通常は長期間にわたって少しづつ横領を続けるのですが、今回は短期間だったことから、せっぱつまっての行動かもしれない。
  • 金額的にはわずかでも懲戒免職。
  • 背景には、やはり借金問題。そしてギャンブル。
  • もしかすると、少額なので、一時的に借りて、ギャンブルで取り返して返済しておこうと思ったのでしょうか。通帳に痕跡が残っているので、必ずばれるでしょう。
  • 担当者が少なく忙しいのはわかるが、やはりお金の扱いは複数人でチェックできるシステムにしておくべきかな。
  • 熊毛地区消防組合の財政状況がホームページで公表されていて、年間約10億円の予算で動いているので、金額的にも、経理はきちんとしなければならない。
  • 特に、別団体の協会の横領なので、その協会の存続や信頼性にもかかわる事件。

ニュース記事の紹介

※下記に紹介している記事や動画は時間の経過とともに削除される場合がありますのでご了承ください。また、新しいニュースがあれば追加します。

【MBC南日本放送】熊毛地区消防組合の副士長 横領で懲戒免職処分 2021/9/1

MBC NEWS
熊毛地区消防組合の副士長 横領で懲戒免職処分[09/01 13:27]

熊毛地区消防組合の男性副士長が、会計を担当していた別の団体から現金を横領したとして、消防組合は9月1日までに懲戒免職処分としました。

懲戒免職処分を受けたのは、熊毛地区消防組合の消防本部に所属する28歳の男性副士長です。副士長は、消防組合が事務局を担う種子島地区危険物安全協会の会計を1人で担当し、去年8月から今年6月にかけて、協会の口座から現金あわせておよそ59万円を引き出し、横領したということです。

今年6月に副士長から会計の引き継ぎを受けた別の職員が、収支が合わないことに気付き発覚したもので、消防組合の聞き取りに対し、「借金の返済やギャンブルなどに使っていた」と横領を認めているということです。

消防組合は1日までに、副士長を懲戒免職処分とし、監督責任として、消防本部の総務課長と予防課長を戒告処分としました。副士長は全額返済したということで、消防組合は刑事告訴しないとしています。

遠藤豊消防長は「二度とこのような不祥事を起こさないよう職員への指導を徹底し、信頼回復に努める」とコメントしています。

https://www.mbc.co.jp/news/article/2021090100051476.html
  • ヤフーニュースに動画あり

【鹿児島テレビ】熊毛地区消防組合 会計担当の男性消防技師(28)を横領で懲戒免職 鹿児島 
2021年9月1日

熊毛地区消防組合 会計担当の男性消防技師(28)を横領で懲戒免職 鹿児島
鹿児島テレビ
地域
2021年9月1日 水曜 午後5:55

鹿児島県・熊毛地区消防組合は、組合が運営を任されている種子島地区危険物安全協会の運営資金約60万円を横領したとして、会計を担当していた28歳の男性消防技師を8月30日付で懲戒免職処分としたことを発表しました。

組合によると男性は「借金の返済や遊興費に充てた。公務員としての自覚が足りなかった」と話し、横領した金額は全額返済したということです。

https://www.kts-tv.co.jp/news/7735/

【南日本新聞】「借金返済、ギャンブルに使った」 59万円横領の副士長を免職 鹿児島・熊毛地区消防組合 
2021年9月2日

2021/09/02 09:30
「借金返済、ギャンブルに使った」 59万円横領の副士長を免職 鹿児島・熊毛地区消防組合

 熊毛地区消防組合は1日、同組合に事務局を置く種子島地区危険物安全協会から約59万円を横領したとして、男性副士長(28)を8月30日付で懲戒免職にしたと発表した。既に全額返済されており、刑事告訴しない方針。

 同組合によると、副士長は協会の会計担当。昨年8月から今年6月にかけ、協会の口座から複数回にわたって計59万770円を引き出し、着服した。6月に交代した際、予算の収支が合わず発覚した。組合の調査に「借金返済やギャンブルなどに使った」と話した。

 協会の会計は、同組合の予防課職員が1人で担当。監査は年1回しかなく、今後は月1回にする。

 監督責任を怠ったとして、上司2人が戒告処分となった。遠藤豊消防長は「協会員に多大な迷惑をかけた。厳密な対策を立て、消防行政の信頼回復に努める」とコメントした。

https://373news.com/_news/storyid/142974/