事件の概要

  • 「小規模事業者持続化補助金」に関し、鹿児島県商工会連合会の男性職員が補助事業について、経済産業省に対して、事実と異なる実績報告を行っていた
  • 「小規模事業者持続化補助金」は、事業者が販路拡大などを行う際、上限50万円で事業費の3分の2を補助する制度
  • 見積もりや納品書を改ざんし、59件586万円、1件あたり数万円を水増し、増額分も事業者に支払われていた
  • 「実績を上げたかった」などと説明し、見返りや着服はしていなかった
  • 経済産業省は鹿児島県商工会連合に対して厳重注意処分
  • 当該職員は依願退職
  • 再発防止策として、複数の職員でチェックする体制とする

コメント(課題・問題点・防止策等)

  • 私もこの補助金を申請したことがあるのですが、なかなか理解に苦しむ事件
  • もしかすると、当初事業者が申請した補助金額に対して、実際の申請額が少なかったことで、なんとか申請額いっぱいまで実績を上げたかったのかもしれません
  • この補助金は人気がある競争率が高い事業なので、そこまで無理しなくても、十分な実績を出せると思うのですが、思うところがあったのかもしれません。
  • 再発防止策として、複数人でチェックするとのことですが、業務量が多い中、他の会議所等でも、複数人チェックをやっているのかどうかは分かりません。
  • 私も一時期補助金の事業の事務を担当したことがありましたが、メインの担当者がチェックした後に、ペアの担当者もチェックするダブルチェック体制でした。数と金額が多い事業者では大変な作業量でした。
  • 「小規模事業者持続化補助金」の事業は、そんなに総額上限75万なので、たいした量ではないと思いますが、事業者が慣れていないので、適正な領収書かなど、結構面倒かもしれません。

【経済産業省のプレスリリース】小規模事業者持続化補助金の執行について(厳重注意)(2021年6月25日)

経済産業省HP
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小規模事業者持続化補助金の執行について(厳重注意)

2021年6月25日
その他

経済産業省は、小規模事業者持続化補助金の執行について、以下の事業者に対して、本日付けで書面による厳重注意を行いました。
(1)対象事業者
鹿児島県商工会連合会(法人番号 1340005001504)
(2)本件の概要
当省所管の小規模事業者持続化補助金に関し、鹿児島県商工会連合会の職員が補助事業について、事実と異なる実績報告を行っていた事実が判明しました。

「経済産業省所管補助金交付等の停止及び契約に係る指名停止等措置要領」に基づき、当省への迅速な報告、再発防止策の徹底等の特別な事情を勘案し、同連合会に対し、今後、同補助金の執行業務を適正に実施するよう書面による厳重注意を行いました。

https://www.meti.go.jp/press/2021/06/20210625011/20210625011.html

ニュース記事の紹介

※下記に紹介している記事や動画は時間の経過とともに削除される場合がありますのでご了承ください。また、新しいニュースがあれば追加します。

元職員が補助金59件586万円を水増し請求 経産省、鹿児島県商工会連合会を厳重注意

2021/07/14 11:09
元職員が補助金59件586万円を水増し請求 経産省、鹿児島県商工会連合会を厳重注意


南日本新聞ニュース 鹿児島県商工会連合会の30代男性職員が2014~18年度、小規模事業者への補助金59件計約586万円を水増し請求していたとして、経済産業省は13日までに、同連合会に文書で厳重注意した。男性は発覚前に依願退職していたが、不正を認め全額を弁済した。同連合会は「着服や申請事業者からの見返りは確認されていない」としている。

 中小企業庁と同連合会によると、男性は「小規模事業者持続化補助金」の申請を担当。事業者が販路拡大などを行う際、上限50万円で事業費の3分の2を補助する制度で、男性は提出された見積もりや納品書を改ざんしていた。1件あたり数万円を水増し、増額分も事業者に支払われていた。男性は「実績を上げたかった」などと説明したという。担当地区は明らかにしていない。厳重注意処分は6月25日付。

 20年3月に内部からの指摘で発覚。男性は19年末に依願退職していたが、同連合会などが調査していた。同連合会は「不正は大変遺憾。申請は複数の職員でチェックするよう改め、再発防止策を徹底する」としている。

https://373news.com/_news/line.php?storyid=140284
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