事件の概要

  • 愛知県南知多町の豊浜商工会の65歳の事務局長を懲戒解職
  • 商工会が管理する定期預金を無断で解約するなどして計約1235万円を着服
  • 平成23年4月~令和3年11月、事務を受託していた観光協会の定期預金を解約するなど、計4団体から現金を引き出して着服
  • 外部からの指摘で発覚
  • 商工会の調査に「借金の返済や遊興費に使った」などと説明

コメント(課題・問題点・防止策等)

  • 事務局長という組織のトップだったから発覚しなかったのかどうか
  • 平成23年4月からということは、ほぼ10年間着服し続けたことになるが、通帳の確認などの内部監査はどうなっていたかというのが疑問
  • 1人ですべて管理していなければできないような着服であり、そういう体制になっていることが問題
  • 特に、外部の団体のお金を管理していることが非常に大きなリスクである
  • 外部団体の委託を受けている資金、長期間1人で管理、監査ができていない、というような要素が着服を起こす背景となっていることが多い
  • 今回は組織のトップだったが、商工会は県採用だと思うので、定期的な人事異動があるはずである。年齢を考えると事務局長のまま60歳で定年退職になり、そのまま継続雇用されたのではないだろうか。

ニュース記事の紹介

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【産経新聞】商工会事務局長が着服か 1200万円超 愛知 2022/2/19

商工会事務局長が着服か 1200万円超 愛知
2022/2/19 10:58

愛知県南知多町の豊浜商工会は19日までに、商工会が管理する定期預金を無断で解約するなどして計約1235万円を着服したとして、事務局長の男性(65)を懲戒解職した。愛知県警への刑事告訴を検討している。

商工会によると平成23年4月~令和3年11月、事務を受託していた観光協会の定期預金を解約するなど、計4団体から現金を引き出して着服。外部からの指摘で発覚した。

商工会の調査に「借金の返済や遊興費に使った」などと説明している。

https://www.sankei.com/article/20220219-R3S5HJFMWZINDPOAG4K2TNHRKQ/(リンク切れ)