事件の概要
- 九州信用漁業協同組合連合会鹿児島統括支店(旧鹿児島県信用漁業協同組合連合会)
- 平成25年8月~平成28年9月にかけて、垂水支店の45歳男性の元職員(支店長)が架空の経費を信漁連名義の貯金口座から現金で出金して累計14,323,570 円を着服
- 現金を引き出したその日のうちに、支店長が業務で使用できる預金口座から同額を補填
- 男性は借金を抱えていた
- 令和2年5月に懲戒解雇処分
- 令和3年10月に逮捕
コメント(課題・問題点・防止策等)
- 通常、横領した金額を全額弁済した場合は刑事告訴を見送るというのがパターンです。
- 逮捕されたということは、横領した金額を弁済できなかったということでしょうか。
- 支店長クラスがやってしまうと、なかなか発見できないですね。
- 手口の中に「支店長が業務で使用できる預金口座から同額を補填」とあるのですが、そのような口座があること自体がリスキーです。
- いざというときに緊急対応できる口座かもしれませんが、悪意を持っていた場合は、悪用されてしまいます。
九州信用漁業協同組合連合会 公表資料 「旧鹿児島信漁連元職員の逮捕について」令和3年10 月6 日
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- http://jf-ksg-marin.jp/information/031006HP%E6%8E%B2%E8%BC%89.pdf
令和3 年10 月6 日
http://jf-ksg-marin.jp/information/031006HP%E6%8E%B2%E8%BC%89.pdf
九州信用漁業協同組合連合会
鹿児島統括支店
旧鹿児島信漁連元職員の逮捕について
令和2 年4 月30 日に公表いたしました「元職員による不祥事件」につきまして,令和3 年10 月6 日に当連合会の元職員(懲戒解雇)が,鹿屋警察署に逮捕されました。お客さまをはじめ関係者の皆さまに,多大なるご迷惑とご心配をおかけいたしましたことを深くお詫び申しあげます。
1.本件の概要
平成25 年8 月~平成28 年9 月にかけて,当連合会垂水支店の元職員が信漁連名義の貯金口座からの現金14 百万円を横領していたことが判明いたしました。(令和2 年4 月公表済)
2.当連合会の対応
当事案発覚後,直ちに外部弁護士と職員からなる懲罰委員会で調査した結果,令和2 年5 月に同職員を懲戒解雇処分とし,警察に相談してきました。
今回の逮捕の事態を重く受け止めており,今後も警察の捜査に全面的に協力いたします。
また再発防止策として,業務フローの見直しや自店検査による内部管理態勢の強化策を講じるとともに,職員教育の徹底に取組んできました。
今後とも役職員一丸となって再発防止に取り組んでまいります。
以 上
【発覚当時の資料】九州信用漁業協同組合連合会 公表資料 「不祥事件の発生とお詫び」令和2年5月29日
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不祥事件の発生とお詫び詳しくは、こちらをクリックしてご覧ください
(PDF 103KB)
http://jf-ksg-marin.jp/information/post_21.html
令和2年5月29日
http://jf-ksg-marin.jp/information/%E4%B8%8D%E7%A5%A5%E4%BA%8B%E4%BB%B6%E7%99%BA%E7%94%9F%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%E3%81%AE%E3%81%8A%E8%A9%AB%E3%81%B3.pdf
各位
鹿児島県信用漁業協同組合連合会
不祥事件発生についてのお詫び
この度当連合会におきまして下記の不祥事が発生いたしました。
大きな社会的役割を担い、信用第一として高い倫理観が求められる金融機関としてかかる事態を招きましたことは痛恨の極みであり、役職員一同本件を厳粛に受け止め、深く反省しております。
お客さまをはじめ関係各位のみなさまに心より深くお詫び申し上げます。
今後は再発防止策ならびに役職員への教育を徹底し、役職員一丸となってみなさまの信頼を取り戻せるよう全力で努力してまいります。
記
1.事件の概要
(1)事故者
元職員(当時垂水支店長、45歳、男性)
(2)事故発生店舗
垂水支店
(3)事件の内容
事故者は平成25年8月から平成28年9月までに間、架空の経費を現金で出金して累計14,323,570 円を着服していました。
2.関係機関への届出等
事件発覚後、法令に基づき監督官庁に届出を行うとともに、関係機関に報告をしました。また警察にも相談を行っております。
3.関係者の人事処分
外部専門家もメンバーとした懲罰委員会で審議のうえ、元職員につきましては懲戒解雇処分といたしました。また役員につきましても、外部専門家による役員責任調査委員会で審議のうえ、理事会にて処分が決定しております。
4.再発防止に向けた取組み
今回の不祥事案の発生要因分析に基づき事務処理の適正・厳格化とともにコンプライアンス態勢や内部統制の強化に向けた再発防止策を策定いたしました。
今後は再発防止策の徹底した取組みを役職員一丸となって全力で取り組んでまいります。
以 上
ニュース記事の紹介
※下記に紹介している記事や動画は時間の経過とともに削除される場合がありますのでご了承ください。また、新しいニュースがあれば追加します。
【南日本新聞】架空の経費引き出し251万円横領 信用漁連の元支店長逮捕 2021/10/07
2021/10/07 06:05
架空の経費引き出し251万円横領 信用漁連の元支店長逮捕架空の経費を引き出し現金251万円を横領したとして、鹿屋署は6日、県信用漁業協同組合連合会(現九州信用漁業協同組合連合会鹿児島統括支店)元垂水支店長で会社員の男(47)=鹿児島市紫原5丁目=を業務上横領の疑いで逮捕した。同署は「捜査に支障がある」として認否を明らかにしていない。
逮捕容疑は、2014年10月30日~16年4月28日、支店長だった垂水支店で、7回にわたり架空の経費を計上して伝票を作成。経費の仮払金名目で計251万640円を引き出し、横領した疑い。
同署によると、現金を引き出したその日のうちに、支店長が業務で使用できる預金口座から同額を補填(ほてん)していた。男は当時、借金を抱えていた。
九州信漁連鹿児島統括支店によると、昨年4月、1432万円の横領が発覚し、警察に相談していた。翌5月、男を懲戒解雇した。今年9月下旬に鹿屋署に被害届を出した。
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