事件の概要

  • 小学校教員の研修資料とするために授業を撮影した動画を、動画投稿サイト「ユーチューブ」に投稿
  • 関係者のみが確認することができるよう「限定公開」に設定するところを、誰でも見られる「公開」の設定にしていた
  • 動画には小学校の児童32人の姿が映っており、うち16人は顔と名札による氏名の識別が可能な状態で、児童が発言する場面なども収録されていた
  • 誤りに気付き削除したが約100回再生されていた

コメント(課題・問題点・防止策等)

  • ありがちなヒューマンエラーです
  • それよりも、外部に漏れたら困る動画をYouTubeにアップロードすること自体を見直す必要があります。
  • なぜなら、限定動画でも、URLを知っていたら、見ることができるからです。
  • 公開動画ならYouTubeを活用している自治体も多いと思いますが、このような使い方をしているところはあるのでしょうか気になります。
  • 私はvimeoを使って、特定のドメインからしか閲覧できないように埋め込み設定をしており、そのページは個別のユーザーIDとパスワードがないと入れないようになっています。
  • 行政であるので、関係者限定の行政ネットワーク内に情報を公開するような仕組みが必要だと思います。

ニュース記事の紹介

※下記に紹介している記事や動画は時間の経過とともに削除される場合がありますのでご了承ください。また、新しいニュースがあれば追加します。

【埼玉新聞】限定公開のはずが…ユーチューブに児童の氏名が識別可能な動画 資料用の授業動画、誤って公開/県教育局 2021年12月7日

2021年12月7日(火)
限定公開のはずが…ユーチューブに児童の氏名が識別可能な動画 資料用の授業動画、誤って公開/県教育局

 県教育局は6日、県立総合教育センターの指導主事が教員の研修資料として撮影した授業動画を、誤って誰もが視聴できる状態でネットに掲載したと発表した。

 動画には県内小学校の児童32人の姿が映っており、うち16人は顔と名札による氏名の識別が可能な状態だった。現時点で第三者による不正利用の事実は確認されていない。

 同センターによると、動画は小学校教員の研修資料とするために授業を撮影し、11月28日午後5時45分ごろに、動画投稿サイト「ユーチューブ」に同センターの指導主事が掲載した。その際、関係者のみが確認することができるよう限定公開に設定するところを、誰でも見られる公開の設定にしていた。12月1日午後7時45分ごろ、指導主事が動画を確認して誤りに気付き削除した。

 動画は約100回再生されており、児童が発言する場面なども収録されていた。

https://www.saitama-np.co.jp/news/2021/12/07/10_.html