事件の概要

  • 市の56歳の男性職員が、市が会計事務を担っている町自治振興協議会の会計から現金を横領し、懲戒免職
  • 平成28年9月から平成31年3月までの間、通帳から17回に渡って、計282万円を不正に引き出して私的に流用
  • 口座の通帳の残高と決算書類に不審な点が見つかり発覚
  • 職員は引き出した現金を個人の生活費や子どもの学費にあてたと話し、すでに全額返還

コメント(課題・問題点・防止策等)

  • 流用が終わってから3年あまり発覚しなかったということですね
  • 通帳の確認等の監査の体制ができていなかったという典型的な事例です
  • 行政は内部の監査は厳しいですが、関係団体の監査は緩みがちで、また経理・会計は1人で担当しているところもあり、それが不正につながることが多いです
  • この3年間はどんな思いでいたのだろうか、56歳なので懲戒免職により退職金がフイになりました(1500万円ぐらいかな)

雲南市 公表資料 市職員の職務上における不正行為のお詫びと対応について 令和4年2月4日

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市職員の職務上における不正行為のお詫びと対応について

市民の皆様へ
 この度、市職員が職務上において不正な行為を行ったことから、皆様にお詫びを申し上げなければならない事態が判明いたしました。

 雲南市大東総合センターに所属していた職員が、雲南市が会計事務を担っている大東町自治振興協議会の会計から現金を横領するという、決してあってはならない不正が発覚しました。

 この度不祥事を起したことにつきまして、市民の皆様や関係の皆様に多大なご迷惑をお掛けし、公務への信頼を損ないましたことを心からお詫び申し上げます。

 当該職員につきましては、本日2月4日付けで懲戒免職処分といたしました。

 あわせて、指導監督不適正で関係する上司2名を減給処分等とするとともに、私と副市長につきましても給料減額10%1ヶ月とし、関係条例を次回開催の市議会に提案することとしております。

 市民の皆様、議会、関係する方々の行政に対する信頼があってこそ、雲南市のまちづくりに取り組めることを承知しているにもかかわらず、こうした事態が発生しましたことは、協働のまちづくりに取り組んでいただいている市民の皆様に対して申し開きの余地はなく、痛恨の極みでございます。

 また、不正が見抜けなかった組織としてのチェック体制や、公金などの管理に対する認識の甘さを痛感しております。

 過去にも同様の事案が発生しており、誠に慚愧に耐えません。このような事態が再び発生しないよう、改めて様々な方策による管理の徹底、複数の職員がチェックする仕組みなど、再発防止策を講じ、管理体制を強化するとともに、職員の服務規律の確保と意識改革の徹底に万全を期す所存でございます。

 皆様の信頼を一日も早く回復できるように全力を尽くすことを申し上げ、重ねて深くお詫びを申し上げます。大変申し訳ございませんでした。

 令和4年2月4日 

雲南市長

https://www.city.unnan.shimane.jp/unnan/shiseijouhou/jouhoukoukai/20220204.html

ニュース記事の紹介

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【日本海テレビ】282万円を横領…雲南市 職員を懲戒免職 生活費などに流用 2022.02.04

282万円を横領…雲南市 職員を懲戒免職 生活費などに流用
島根 2022.02.04 19:11

4日付で懲戒免職処分となったのは、雲南市の大東総合センターに勤務する56歳の男性職員だ。

雲南市によるとこの男性職員は2016年の9月から2年半の間、雲南市が会計事務を担っている大東町自治振興協議会の通帳から17回に渡って、計282万円を横領していたという。

先月上旬に別の職員が自治振興協議会の会計処理をしようとしたことで発覚。男性職員は生活費などに充てるために横領したと話していて、すでに全額返金しているという。

雲南市は指導や監督が不適切だったとして担当部長を減給処分としたほか、市長・副市長も減給とすることにしている。

https://www.nkt-tv.co.jp/pc-news/news107fiz4093whp9r3udb.html

【NHK島根 NEWS WEB】雲南市職員が280万円余を私的に流用で懲戒免職 02月04日

島根 NEWS WEB
雲南市職員が280万円余を私的に流用で懲戒免職
02月04日 17時35分

雲南市に勤務する50代の職員が、市の関係団体の口座から280万円あまりを不正に引き出して私的に流用していたことがわかりました。
この職員は4日付けで懲戒免職となり、石飛市長は「あってはならない不正だ」としたうえで謝罪しました。

懲戒免職となったのは、雲南市の大東総合センターで管理職として勤務する56歳の男性職員です。
市によりますと、この職員は平成28年9月から平成31年3月までの間に、みずから会計業務を行っていた市の関係団体、大東町自治振興協議会の口座から17回にわたって、あわせて282万円の現金を不正に引き出していました。
ことし1月、この口座の通帳の残高と決算書類に不審な点が見つかり、職員に聞き取りを行ったところ、私的に流用したことを認めたということです。
市の聞き取り調査に対して、この職員は引き出した現金を個人の生活費や子どもの学費にあてたと話し、すでに全額返還したということですが、市は4日付けで懲戒免職処分としました。
これを受けて石飛市長は記者会見を開き、「決してあってはならない不正であって、まちづくりに取り組んでいる市民の皆様に対して申し開きの余地はなく、痛恨の極みだ。深くお詫び申し上げます」と述べて謝罪しました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/20220204/4030011473.html