事件の概要

  • 長野県の観光協会が補助金事業で不正な会計処理をしたことを報告
  • 国から補助を受けた観光事業で、元事業部長の男性による納品書の偽造が発覚し、第三者委員会が、調査
  • 協会が購入した備品の代金を補助金の対象となる「リ-ス代」と偽って請求したほか、納品書を偽造、印刷物の不透明な発注、補助金の目的として認められていない物品の購入などのずさんな事務処理が明らかになった
  • 私的流用は確認されなかった
  • 観光協会は会長以下の理事全員が辞任し、今後の対応を検討するとのこと

コメント(課題・問題点・防止策等)

  • 補助金事業の監査は非常に厳しいので厳密な会計処理が求められます
  • 補助金の認識不足からくる単なる会計処理のミスではなく、納品書の偽造等までしてしまうと悪意があると断定されてしまいます
  • 補助金の返還など、経済的な負担を強いられることになります
  • 観光協会だから、行政の介入もありますので、大きな痛手になるかどうか

ニュース記事の紹介

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【NBS長野放送】備品の代金を「リース代」と偽り補助金請求 観光協会で不正な会計処理 理事全員が辞任する事態に 4月13日

備品の代金を「リース代」と偽り補助金請求 観光協会で不正な会計処理 理事全員が辞任する事態に
4月13日(水) 20:52

長野県駒ヶ根市の駒ヶ根観光協会が、13日の臨時総会で不正な会計処理があった問題を報告しました。

事業部長を務めていた男性が、協会が購入した備品の代金を補助金の対象となる「リ-ス代」と偽って請求したほか、納品書を偽造するなどしていたということです。

男性は「私的な流用はしていない」と話したということですが、不正に受給した補助金の総額は明らかになっていません。

観光協会は会長以下の理事全員が辞任し、新たな会長に駒ヶ根市の伊藤祐三市長が就きました。

補助金の返還や警察への被害届については決まっていないということです。

https://www.nbs-tv.co.jp/news/articles/2022041300000007.php

【SBC信越放送】文書偽造など不正発覚、駒ヶ根観光協会の理事全員が辞任 長野・駒ヶ根市 04月13日

文書偽造など不正発覚、駒ヶ根観光協会の理事全員が辞任 長野・駒ヶ根市

国や県の補助事業を巡り、職員による納品書の偽造などの不正が明らかになった長野県駒ヶ根市の観光協会で、会長などすべての理事が辞任しました。
駒ヶ根観光協会では、2020年、国から補助を受けた観光事業で、元事業部長の男性による納品書の偽造が発覚し、第三者委員会が、調査結果を報告しました。
それによりますと、元事業部長を巡っては納品書の偽造のほか、印刷物の不透明な発注や、補助金の目的として認められていない物品の購入などのずさんな事務処理が明らかになったということです。
私的流用は確認されませんでした。
(駒ヶ根観光協会・****会長)。
「観光協会の会長として申し訳なく思っています」。
問題の責任をとって、駒ヶ根観光協会は13日付けで理事全員が辞任し、当面は****市長を協会長として、市が運営することが決まりました。
(****・新協会長)。
「観光は駒ヶ根市の顔、産業の柱、まずこの組織の立て直しに全力を挙げることが重要だと考えている」。
元事業部長は、3月中に依願退職していて、観光協会では、補助金の返還を求めるかどうかなど今後の対応は、必要に応じて検討するとしています。

(04月13日18時17分)

https://sbc21.co.jp/news/page.php?date=20220413&pid=0422793(リンク切れ)